こんにちは。プラナートのデザイナー田村です。今回はデザインスキルを上げたい、構成力、提案力を上げたいという方におすすめなWEBサイトトレースをお伝えします。
デザインスキルの上げ方として、レイアウトや色彩、タイポグラフィなどの知識を上げていく方法がありますが、最終的に私たちデザイナーは「手を動かす」ことからしか始まりません。単純に「手を動かす」といいますが、むしろこの時私たちは「脳をフル稼働して手に動いてもらう」感覚でしょうか。ピアノの演奏や絵を描くこととおなじように、デザインも感覚的と直結したスキル(イメージし、形にする)の部分があるので、その感覚的スキルを鍛えていくことが非常に効果的です。
ではどのように感覚的スキルを身につけていくかというと、まずはデザイントレースをおすすめします。
画家が絵画の模写をして技術を上げるように、そして作曲家がさまざまな音楽を習得するように、デザインにも同じことが言えます。
真似は「パクリ」として嫌厭されるかたもいらっしゃいますが、ベースの技術がないのにパクリもありません。まずはたくさん真似しましょう。(もちろん、トレースしたものをそのまま世に出してはいけませんよ)
全体な構成、どこにどんな色、線、画像、テキストを入れていくか…etc 良いデザインをトレースすることで、「こういう場合はこうすればいいのか!」の引き出しが増えるので、のちのデザインに応用が利くようになります。
さらに、この手法はデザイナーだけでなく、WEB提案力や構成力を上げたい営業兼ディレクター的な働き方をしている方にも非常に効果的です。
さまざまなWEBの細部まで目が届くようになり、状況や要望に応じて必要なコンテンツの提案や、情報の取捨選択が可能になります。
たとえば、「売れるホームページを作りたい!」という要望には、実際に似た商品を売っているサイトを調査し、そのデザインをトレースしていくのです。
やり方はデザイナーであればスクリーンキャプチャし画像化したサイトをPhotoshopやイラストレーターで起こしていくのがいいでしょう。
デザイナー以外の方は、印刷してペンなどで構成の骨組みをなぞっていきます。その作業をしながら「どうしたら売れるのか」を、考えていくのです。
一朝一夕に身につく技術ではありませんが、トレースを習得すると世にあるすべてのWEBデザインを味方にして制作ができるようになると思います。
デザイナーはデザインスキルを、ディレクターはよりお客様の要望に応え、エンドユーザーの心を掴む企画の提案が可能になります。ぜひお役立てください。
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