写真のレイアウトの基本方法

こんにちは。

福岡市のデザイン会社、株式会社プラナートのディレクターの岡本です。

さて、今回は写真のレイアウトの基本方法です。

人間は、五感と呼ばれている視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の感覚があります。

そして、その中で最も情報がインプットされる比率が高いといわれているものが「視覚」になります。

無意識ですが、人間は「見る」ことで何らかの情報や感情を感じ取っています。

写真ですが、紙面でもホームページの中でもデザインにおける写真の選択・レイアウトは重要です。

ただ、どのような写真を選んだらいいのか悩むことないですか?

そこで、写真の持つ2つの性質をご紹介したいと思います。

写真は大きく分けると、写真を見る人の視線を誘導する「向きがある写真」と、視線を留める「向きがない写真」の2つがあります。

この2つの性質を生かしながら写真をレイアウトしていくことで、バランスよく構成できます。

1.「向きがある写真」

「向きがある写真」とは、被写体の向きや動きなどで写真を見た人の視線を誘導する写真になります。写真の向きで効果が違い、写真の向きが外側に向いていると広がりを与え、内側に向いていると視線を中央に集める効果があります。

ただ、注意点として、「向きがある写真」は並べ方によって違和感が出てきますので気を付けましょう。

◎人物の視線や体の向き

 人物が被写体の写真は、写っている人物の視線や体の向きでその写真を見る人の視線が誘導されます。その方向が写真の向きになります。

◎被写体の向きや動き

 風景やスナップ写真にも向きがあります。写っている被写体の向きや動きで見る人の視線が誘導されるだけでなく、一本道や曲線などのラインでも視線が誘導されていきます。

◎被写体と余白の関係

 被写体が中心ではなく端に配置された余白のある写真では、被写体から余白へ視線が流れやすくなります。

2.「向きがない写真」

「向きがない写真」とは、被写体を正面からとったり、日の丸構図やシンメトリー構図で撮ったりすることで、見た人の視線を被写体に留める写真のことになります。

◎日の丸構図

日の丸構図とは、名前の通り国旗のようにメインとなる被写体が写真の中心にくる構図のことを言います。特徴としては、被写体を目立たせることができ、見ている人に伝わりやすくなります。

◎シンメトリー構図 

シンメトリー構図とは、左右または上下で、鏡に写したように対象になる構図のことです。日の丸構図にも似ていますが、シンメトリー構図には対称性があります。

対称性のある写真は安定感がありつつ、かっこよく見えるので、意識するだけで自然と見る人を惹きつけることができます。

「向きがない写真」は、アルバムの表紙に使用したり、複数の写真をレイアウトする際に真ん中に配置することに向いています。

写真のレイアウトによってみる視線が様々あります。見る人の目線をしっかり考えながらレイアウトしていきたいと思います。

 

 

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