こんにちは。
福岡市のデザイナー会社、プラナートのディレクターの岡本です。
今回はレイアウトの演出方法についてお話します。
レイアウトで紙面を見やすくするには、要素を「整列」させることが大切です。
順序立てて視線を誘導していくには、文字や図版の「ジャンプ率」を変化させることで、紙面に「コントラスト」を与えます。
また、「リズム」や「動き」を与えることで、紙面に活気やおもしろみを与えることもできます。
これらを詳しく見ていくと大きく2つの要素があります。
一つ目は紙の中央に垂直な線を書き、この線を基準に上下左右方向に中央揃えで配置する方法です。
このような方法をシンメトリーといいます。
シンメトリーの構図は、シンプルで美しいのですが、単純であるために面白みに欠けるので、左右対称のバランスを崩してアクセントを加えることもあります。
それに対して、エッジ部分に揃える方法があります。
実際のデザインでは四方面のエッジに揃えるため、「左端揃え」「右端揃え」「上端揃え」「下端揃え」といいます。名刺のデザインや本や雑誌の表紙デザインでは、文字をどのように揃えるかによって印象が変わってきます。
二つ目はジャンプ率です。
デザインでのジャンプ率とは、文字や画像の大きさの比率を指します。一般的にはジャンプ率が高いと活気のあるイメージになり、逆にジャンプ率が低いと落ち着いた格調高いイメージになります。
例えば写真の場合、3つの写真を並べたときに、大小の差が大きければ大きいほど、ジャンル率が大きくなるので、メリハリの効いた活気のあるイメージになります。ジャンプ率が小さいと、コントラストが弱まり、落ち着いた雰囲気になります。
また、文字の場合は、タイトルや見出し、本文、キャプションなどに分類されるので、雑誌や、新聞のような紙面では、文字の大きさのジャンプを高めてタイトルや見出しの協調性を高めることで、読者が読みたいところに誘導しやすくなります。
最後に色のジャンプ率では、色の明度や彩度を変えることで、紙面のコントラストを高めたり弱めたりすることができます。
文字の背景を敷く場合は、背景と文字との明度差を高くすればするほど、コントラストが生まれ視認性が高まります。
明度差を高くすると、一般的には濃い色のほうに視線が集まります。また、赤や黄色の色相は注意を促す色は誘目性が高いといわれているので、注目を集めたい時に使うと効果が高まります。
文字や色・写真の配置を考えることで、印象が変わるのでどのように表現したいのかを聞き出していけると表現の幅が広がると思います。
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